The Catcher in the music

アラサーの音楽、アウトドア好きのブログです。

こんな食堂あったらいいな!「東京すみっこごはん」の感想文。

通勤時間のちょっとした時間に読書をしています。
飲食店を舞台にしたヒューマンストーリーをよく読んでいて、
大体はamazonで芋づる式に探して目星を付けています。

最近購入したのは「東京すみっこごはん」と「東京すみっこごはん 雷親父とオムライス」の2冊です。

東京すみっこごはん

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!?美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説!

連作小説ですが、全体を通して繋がっている部分もあり読み終わったときの満足感がありました。

毎回テーマになっている料理の調理過程が繊細に描かれており、
その場のにおいや空気感が伝わってきてお腹が空いてきます。
登場人物の心理描写も繊細に描かれているので、
読者それぞれの立場で似たような状況の人に心境を重ねられると思います。

全体を通して、本作では東京すみっこごはんの誕生秘話に迫っていくのですが、
最後真実が明らかになった時はこころが暖かくなりました。

東京すみっこごはん 雷親父とオムライス

年齢も職業も異なる人々が集い手作り料理を食べる“共同台所”には、今日も誰かが訪れる。夢を諦めかけの専門学校生、妻を亡くした頑固な老人、勉強ひと筋の小学生。そんな“すみっこごはん”に解散の危機!?街の再開発の対象地区に含まれているという噂が流れ始めたのだ。世話好きおばさんの常連・田上さんは、この事態に敢然と立ち向かう。大人気シリーズ、待望の続編!

前作の続編ということで、
変わらず様々な人が現れて食卓を囲んでいるのですが駅前再開発の影響で、
すみっこごはん閉店の危機?!が主軸で話が進んでいきます。

表題にもなっている「雷親父とオムライス」は、
本作で核となっているストーリーになりますが展開が切なくてちょっと泣けました。

後半の再開発にまつわるスパイ探しの一連の話は若干長ったるく感じ、読み飛ばしてしまいました。
田上さん(犯人探しの主役)ご夫婦の話は非常に心温まるものだっただけに、もう少しそちらに重きをおいても良かったのかなと。

前作に比べると少しまんねり感もありましたが、
最終的にはハッピーエンドでほっこり終わりました。
出来れば2冊両方共読んだほうが読み終わった後の満足感が違うのかと思います。